サッカー動画ファンにみなさん、こんにちは。
今日はスーパープレイ動画の紹介はお休み。チャンピオンズリーグ準決勝のセカンドレグの観戦記になります。
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ミランvsユナイテッド 3−0>
ミラン完勝!!
サンシーロで迎えたミランvsユナイテッドの第2戦。
ミランが最強の呼び声高いユナイテッドを攻守ともに圧倒した。
試合はドシャ降りの雨の中始まった。
前半開始から積極的に打ってでるミランは1分にカカの突破、5分にはセードルフのミドルシュートとユナイテッドゴールに迫り、完全にペースを握る。
前半11分、中央へのふわりとしたクロスをセードルフが頭で落としたところに走りこんだのは
カカ! 左足の強烈なショートはきっちりゴール右隅にコントロールされミランが先制する。
その後もミランペースは変わらない。
注目のクリスティアーノ・ロナウド対策も見事。
オッド、ガットゥーゾらがうまくサイドへの追いやり、挟み込んでボールを奪ったり、タッチに切ってロナウドに仕事をさせない。
前半30分、ユナイテッドDFのクリアミスから右サイドでボール拾ったピルロがクロス。これをクリアしたボールが中央の
セードルフへ。相手DFのチェックにあいながらも落ち着いてペナルティエリア付近からミドルシュート、これが先ほどのカカのゴールと全く同じ右隅、ここしかないというところに決まりミラン追加点。
2−0! サンシーロの大声援もすごい。
おなじみの「ミラン!、ミーラン!」の大合唱をしたかと思えば、C.ロナウドがボールを持ったり、ユナイテッドがチャンスの形になると嵐のようなブーイングでプレッシャーをかける。
後半、ユナイテッドがようやく形を作りはじめるが、ミランDFの高い集中力がユナイテッドに決定機を与えない。
逆に守りが手薄になった後半33分、
ジラルディーノが完全に抜け出しキーパーと1対1。これまで全くいいところのなかったジラがこれを落ち着いて決め、3−0!
ユナイテッドサポーターからしたら、今日のユナイテッドは全く「らしさ」がなかったと思うだろう。
サンシーロの雰囲気に易々と飲まれてしまうようなヤワな選手達ではないはず・・・なのに今日のミランの前に本当に成すすべがないという印象だった。
ファーガソンも後半途中からサアを投入して流れを変えようとしたが、切ったカードはこれ1枚だけ。
「どうにもならない・・・」
そんな思いを抱いていたのではないだろうか。。。
しかしミランは強い!
この大一番で今期最高のゲームを見せてくれた。
前評判の高かったユナイテッドを3−0で粉砕したこのゲームは、あの
93−94チャンピオンズリーグ決勝、対バルセロナ戦の4−0を彷彿とさせる。
ミラニスタはこの夜、勝利の美酒に酔い、そして「2年前の借りを返す次の試合」に思いを馳せながら家路についたことだろう。
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リヴァプールvsチェルシー 1−0 PK4−1>
お互い手の内をよく知るプレミア同士の対決。
お互いのいい所をつぶし合って、なかなか点を入らない展開であったが、その緊張感はまさにCLの大舞台をひしひしと感じさせるもの。
前半22分、リヴァプールがセットプレーで意表をつく。
敵陣深い左サイドからクロスを上げるとの予想を覆し、密集の手前にグラウンダー。
これを走りこんだ
アッガーが見事に決め、リバプール先制!
この日のリヴァプールは前線からのプレスが素晴らしく、チェルシーはたまらずドログバにロングボール。
ふつうはこれでリヴァプールがボールを取り返して・・・という展開になるのだが、そこは
ドログバ。DFと競りながらもこのロングボールを頭や胸でトラップし、さらにDFを背負いながら反転、そのままシュートまでもっていくという強さにはあきれる。
しかし、シェフチェンコ、バラックを欠くチェルシーの攻め手はこれくらいしかなく、いいサッカーが全くできなかったと言ってもいい。
リヴァプールは絶好調だったクラウチが「普通」に戻り(笑)、カイト、ゼンデンらが何度かチェルシーゴールを脅かしたが得点まで至れずPK戦に。
ここでスーパーセーブを連発したのがリヴァプールのGK
レイナ。
1人目のロッベンと3人目ジェレミのコースを読みきり、ドンピシャ止め!
キッカー全員が成功したリヴァプールがPK戦4−1でチェルシーを下し、決勝に駒を進めた。
この夜、アンフィールド(リバプールホーム)に「
You'll Never Walk Alone」が響き渡ったことは言うまでもない。
written by yasutaka